コミュデザ通信AI活用のリサーチノート

チームでのAI活用について

個人の工夫をチームで使える手順に変える、依頼の整理と共有の実践です。

freeeAI活用の実践 / プロダクト開発

自社らしい試作を、判断基準と一緒に作る。

freeeの「cutter」は、要求を社内標準に沿った設計や動く試作へ変換し、検証する仕組みです。過去のFigmaを使ってLPラフを作りたいときも、「何をAIに渡すか」が参考になります。

記事掲載図 / 人の判断を、次の生成に戻す流れ
出典:freee Developers Hub「要求から体験への変換を、AIが検証する時代のデザインシステム」。記事の循環図をキャプチャー。
部品の使い分けまで渡す

コンポーネントの仕様に加え、画面の構成ルールやデザインの判断基準を、AIが参照できる文章にしています。

設計・生成・確認を分ける

工程ごとに必要な情報を渡し、生成後はキャプチャーでレイアウトを照合するなど、確認まで組み込んでいます。

修正の理由を次に残す

人が試作を評価し、判断の理由をガイドラインへ反映。次回の生成にも使える形にします。

HRMOS採用で取り入れるなら:「この型を使う理由」も過去Figmaに添える

最初は承認済みの3セクションだけで十分です。それぞれに「何を説明する型か」「必要な素材」「変更してよい部分」「この型が向かない場面」を書き添えます。AIが構成に合う型を選びやすくするためです。

1. 型をそろえる過去Figma・画像・用途をセットで整理
2. 小さく試作する構成に合う型と、選んだ理由を出す
3. 理由を残すマーケとの修正理由を、次の判断基準にする

「もっとすっきり」ではなく、「このセクションは画面を見せることが主目的なので、装飾を減らす」と残す。色やフォントに加え、見せ方の意図も再利用する案です。

成果の見方と、LPに応用する際の範囲

関連する2026年3月の記事では、レビュー通過率、レビューの往復回数、試作と実装のずれを確認する指標として挙げています。具体的な改善率は掲載されていません。

cutterはプロダクト開発の基盤で、freeeのLP自動生成や、Figmaへの自動配置の実績ではありません。ここでのLP向け手順は編集部の応用案です。

自分たちで測ること
初稿までの時間に加え、修正の往復回数と完成までの時間。

関連note:手戻りを生む「変換コスト」を潰す、基盤化の話 ↗
会社のClaudeに渡す指示文を見る
会社で利用を認められたFigma MCPから、指定した承認済みセクション3つを参照してください。
最初に、今の接続で取得できる情報と、読み取り・書き込みの可否を確認してください。
各セクションを「用途/必要な素材/固定する部分/変更できる部分/向かない場面/Figmaリンク」で整理してください。判断が推測のものは明記してください。
次に、渡したLP構成に合う型を選び、理由と足りない素材を示してください。
読み取りだけの接続なら、ブラウザで見られるラフとFigmaで再現するための配置メモを作ってください。Figmaへの配置が可能なら、元の承認済みデータを変更せず新しい作業用フレームで試作してください。
フィードバック後は、今回だけの修正と今後も使うルール候補を分けて残してください。

cutterの仕組みと、デザイナーの役割を読む ↗

freeeAI活用の実践 / Figmaの社内サポート

Figmaの「どこ?どうする?」に答える窓口を作る。

freeeでは、Figmaの管理・利用ガイドを社内のAI基盤から参照し、質問にチャットで答える仕組みを作りました。デザイナーが同じ説明を繰り返す負担を減らす、身近な活用です。

記事では、全職種がFigmaを利用する環境で、ガイドラインを検索・参照するチャットを整え、説明の負担を減らせたと紹介されています。短縮時間などの数値は公表されていません。

HRMOS採用で取り入れるなら:素材とテンプレートの相談窓口へ

「どのセミナーバナーを複製すればいい?」「この挿絵はどこにある?」に、候補の画像・Figmaリンク・利用ルールを返す小さな窓口を考えます。まずはよく聞かれる質問5つと、承認済みの素材10点から始められます。

応用イメージ / 編集部の提案。freeeの実画面ではありません
セミナーの告知を作りたい。どのテンプレートを使えばいい?
制作ガイドの窓口掲載先とサイズを教えてください。台帳にある承認済みテンプレートから探します。
回答に添えるもの
候補の見本画像・元のFigmaリンク
使える用途・変更してよい箇所
根拠となるルールの参照先

AIには、台帳にないリンクや利用許可を作らせず、見つからないものを確認待ちにしてもらいます。質問の記録から、よく探される素材や不足している説明も見えてきそうです。

freeeが実施したのはFigma利用ガイドの問い合わせ対応です。イラスト検索・サムネイル一覧・テンプレート推薦は今回の応用案。社内ツールの実画面は元記事にないため、会話例で説明しています。

会社のClaudeに渡す指示文を見る
制作ガイドの相談窓口を試作したいです。
渡した社内の承認済みガイドと素材台帳だけを根拠に、質問への回答案を作ってください。
素材台帳には「名前/用途/サムネイル/Figmaリンク/利用条件/確認日」を使います。
回答は「候補/選ぶ理由/変更できる箇所/参照先」の順で短くまとめてください。
サイズや用途が分からないときは先に質問してください。資料にないルールやURLは作らず、未確認としてください。
まずはよくある質問5つで試し、見つからなかった素材と不足している説明を一覧にしてください。

元記事:Goodpatch × freeeで考えるAI活用の未来 ↗

GOODPATCH / チームで使える仕組みの作り方

リサーチを、みんなが判断できる「型」にする。

Goodpatchのサービスデザイナーが、Claude Codeで調査・要件整理・会議準備などの9つのスキルを整備した実践。約4カ月の試行錯誤から、通信やLP制作に取り入れたい工夫を抜き出しました。

01 調べる資料と、見せる資料を分ける

記事からの学び内部で詳しく整理する資料と、相手に見せる資料は用途が違う。出力を分けて設計する必要がありました。

HRMOS採用への応用案出典・詳細分析は調査台帳に保存。マーケに見せる画面は「参考画像・注目点・自社で試す案」に絞ります。

02 現場の経験を、毎回使える型にする

記事からの学び現場のノウハウを組み込んだ整理の型が、スキルの価値になりました。

HRMOS採用への応用案LPを見る観点を「誰向け・約束する価値・根拠・CTA」に統一。訴求と見せ方を、同じ観点で比較します。

03 決めた理由を、次の案件へ残す

記事からの学び設計上の判断を、背景・選択肢・結論・理由と一緒に記録。後から設計の意図をたどれるようにしています。

HRMOS採用への応用案過去Figmaに「なぜこの見せ方を選んだか」をひも付ける。見た目が似ているだけでなく、目的に合う参考を探せる台帳へ。

04 小さく使える状態にして、つなげる

記事からの学び個別スキルを整備してから連携へ。つなぐ際には、出力形式の不一致も課題になりました。

HRMOS採用への応用案まず素材検索で「画像・用途・Figmaリンク」が出る形を完成させる。同じ項目を次のラフ生成に渡せるようにします。

元記事:生成AIを使って、デザイナーにプロジェクトマネジメントスキルを「インストール」 ↗

Goodpatchのプロジェクト管理の実践を参考にしています。上記のLP比較・素材台帳・ラフ生成は今回の応用案で、同社がこの形で実施したという意味ではありません。

03
SmartHR / merapon / 2025.02.20 / 過去記事

「過去の参考URL」も、依頼の中で集める。

Slackで制作依頼を聞き取る「ヒア太郎」。公開プロンプトには、関連する過去案件のURLを依頼者に聞く指示があります。素材を探す手間を減らすための、具体的な手掛かりです。

元記事の公開プロンプト / 該当部分を抜粋
出典:merapon「制作依頼ヒアリングを全自動にしたので紹介するよ」。記事末尾のプロンプトから該当箇所のみキャプチャー。
見る① 過去案件のURLを聞く

「前のあれに近い」という記憶を、制作時に開けるリンクへ変えています。

見る② 聞き取りの最後に集める

今回の内容を整理したうえで参考案件を確認。依頼と素材の手掛かりが一緒に残ります。

HRMOS採用なら:依頼から、過去Figmaへの入口を作る

「このイラスト、どこだっけ?」を次の案件に持ち越さない。

依頼時に過去のFigmaリンクと「何を参考にしたいか」をセットで聞く。分からない場合は、素材台帳から探す工程へつなげます。

まずは過去案件URLと用途を記録。参考リンクが付いた依頼の割合と、素材探しの時間を確認する。

記事時点ではリリース直後で効果を収集中。素材検索への接続は今回の応用案です。

会話の応用イメージ / SmartHRの実画面ではありません
前回と同じ系統で、セミナーバナーを作りたいです。
制作アシスタント参考にしたいFigmaのリンクはありますか? どの部分を使いたいかも教えてください。
制作ブリーフに残す
参考:指定されたFigmaリンク
使いたい部分:人物イラスト・背景の系統
変更する部分:タイトル・日時
会社のClaudeに渡す指示文を見る
制作依頼の聞き取りを手伝ってください。必要事項を整理した後、関連する過去案件のFigmaリンクと、参考にしたい部分を聞いてください。
リンクが分からない場合は未確認と記録し、素材の特徴を聞いてください。質問は少数ずつ行い、最後に依頼内容と参考資料をまとめてください。

元記事:AIで制作依頼ヒアリングを全自動にした実践 ↗

04
Money Forward Design / 2026.08.25

便利な方法を、仕事の種類から探せるように。

マネーフォワードは、現場のAI活用を他チームにも広げるため、ベストプラクティス集を展開。掲載画面では「リサーチ」の下に、競合調査やインタビューなどの具体的な業務が並んでいます。

記事掲載のナレッジ集 / 目次に注目
出典:Money Forward Design「AI活用を“個”から“チーム”に変えていくデザイン組織の作り方」。赤枠は編集部による注目箇所の表示。
見る① ツール名より、業務名

「競合調査」「インタビューサポート」。今やりたい仕事から探せる並びになっています。

見る② 個人の会話を、共有資産へ

記事では、実践の紹介だけでなく導入支援や効果検証も重視。使い始めるところまで支える考え方です。

プロダクトデザイン組織の取り組み。バナー制作への展開は今回の提案で、記事の実績ではありません。

HRMOS採用なら:「バナーを作る」で開ける手順集に

作った本人がいなくても、初稿まで進められる。

「セミナーバナー」「表紙」「イラスト探し」ごとに、必要素材と指示文、完成見本を1枚に。初めて使う人のつまずきを追記して育てます。

別のメンバー1人が同じ手順で再現できるか試す。次の案件でも使えたかまで確認する。
手順カードの応用イメージ / 編集部作成

セミナーバナーの初稿を作る

使う場面原稿が決まり、初稿を出したいとき
必要なものタイトル・日時・サイズ・参考Figma
指示文コピーして会社のClaudeへ
完成見本承認済みの見本と、編集できる出力例
困ったら長いタイトル/素材不足の対応
会社のClaudeに渡す指示文を見る
今回の制作手順を、他のメンバーも使える1枚の手順カードにまとめてください。
「使う場面・必要素材・そのまま貼れる指示文・出力例・つまずきやすい点」を入れてください。実際に検証できたことと未検証の部分を分け、元のFigmaや保存先へのリンクを付けてください。

元記事:AI活用を“個”から“チーム”に変えていくデザイン組織の作り方 ↗

サイボウズAI活用の実践

見た目・文言・事業の観点を持ち寄る。

記事掲載の役割図。4役が検討し、オペマネは運用の改善を担当します。
出典:Claude Codeで「AIデザインチーム」を作った話 ↗

Claude Codeに5つの専門役割を設定。4役が同じ案件を検討し、意見の食い違いや未決事項を整理。比較できるHTMLプロトタイプや競合調査も出力しています。

案件の前提を共有4つの観点で検討違いを見て人が決定
HRMOS採用で試すなら

一次レビューと重なるため、新規ツールの優先度は低め。LPの提案時に「訴求・構成・文言」の意見が分かれる箇所を可視化する用途なら応用できる。

成果・適用範囲と、試すときの指標

矛盾をAIだけで決着させず、選択肢として人に返す設計。運用改善役が、前提やチェックリストの不足を見つけています。本人の担当業務での実践で、全社導入の報告ではありません。

自分たちで測ること
打ち合わせ前に整理できた論点/未決事項

このテーマで試してみたいこと
AI実践集

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困りごと・方法・成果・応用案で記事を整理。チームの勉強会やツール選びに。

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